アバタールチューナー1

概要

RPG好きでPS2を持っていたらぜひプレイしていただきたい一本。

PSで発売されたRPG。製作はアトラス。

ストーリーの完結には続編の「2」が必要。にもかかわらず、2部作であることを明示しなかった点が不評を買ったとか。

本記事では「2」と区別するため「1」と表記しますが、タイトル上は「1」や、「前編」とは入っていません。

筆者も当時知らずに購入し、エンディングで「あれ?これで終わり??」と戸惑いました。

ラスボスとのバトルも、最初はラスボスだと気づかずに倒しました。シナリオ展開的にまだ先がある状態だったため。

仲間キャラがよくしゃべる中、主人公は一切しゃべらないタイプのため、空気感は強いです。

しかし、それらの要素を加味しても非常に面白いRPGです。

人を選ぶとは思いますが、ハマるひとはハマると思います。

筆者はガッツリハマりました。

感想

筆者が初めてプレイしたアトラス作品でこの作品からアトラスのファンになりました。

パッケージイラストに惹かれてジャケ買い。パッケージのサーフがかっこよすぎました。

このゲームの特徴は、魅力的なバトルシステムに硬派なシナリオ、金子一馬氏デザインのかっこいいキャラ目黒による素晴らしい音楽です。

バトルはプレスターンバトルシステム。敵の弱点をつくと、こちらの行動回数が増えるため、弱点属性の攻撃を的確に当てていくことが重要になります。また、「敵の攻撃属性に対応した防御シールドを展開し、攻撃を防ぐ」というのはRPGでも珍しくない要素ですが、「防御に成功すると敵の行動回数を減らす」ことができます。敵の弱点をつき、属性攻撃を予測して防御する。攻防両面で戦局を左右するプレスターンバトルシステムは本作の大きな魅力です。

戦闘で「味方が属性ブレイクシールドを貼る」→「敵の攻撃を防ぎ、敵の行動回数を減らす」という流れを初めて見たときに、めちゃくちゃわくわくしたのを覚えています。

後で知るのですが、アトラス作品は一つのダンジョンが長い傾向にあります。本作も例にもれず、ダンジョンは長く、仕掛けも多いのですが、バトルが楽しいので苦にならず進めました。

やり込み面では、最強の裏ボスともいわれる人修羅。レベル99でもスキル構成によって瞬殺されます。リアルラックも必要。長丁場で、敵のパターンを読み解いて行動を決めていく必要があります。敵のドルミナーで味方の誰かが寝なかったら次の攻撃で全滅が確定するということもあり、常に緊張感があります。戦いに挑むだけで下準備からして大変なので倒したときは達成感もひとしお。筆者はネットの攻略情報を見てから戦いましたが、正直情報がなかったら倒せなかったと思います。自力で敵の行動パターンを調べて倒した人はほんとにすごいと思います。

シナリオは、6つのトライブによる勢力争いが中心で、「ニルヴァーナ」と呼ばれる楽園を目指して戦うことになります。キャラも魅力的で、味方PTのキャラはもちろん、各トライブのボスも皆個性的です。

豪華声優による演技も素晴らしく、イベントシーンは見入ってしまいます。

未プレイの方はこの機にいかかでしょうか。

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