機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女 感想

劇場で鑑賞した感想記事です。映画1作目はテレビで視聴済。原作小説は未読です。

戦闘シーン

クスィーガンダムの飛行音、ビームライフルの発射音、爆発などの迫力が重く響いて、かっこよくも恐ろしさを感じました。
これだけで映画館で見る価値がありました。

モビルスーツ戦の描き方も他のガンダム作品と全然違って好みは分かれると思いますが、私はとても新鮮にのめり込めました。
コックピット越しに周囲を見回したりモビルスーツが飛行する場面では音響の良さが相まって自分がその場にいるかのような臨場感がありました。クスィーガンダムがミノフスキードライブの飛行音かなり好きです。

画面が暗かったりコックピット越しの映像でモビルスーツの動きが見えにくかったりします。でもそこが戦いの恐ろしさを感じさせてきます。
見ていたら手に汗かきました。
ビールサーベルの熱がコクピットに迫ってパイロットが逃げようとするところは「同じ状況ならそうなるかも」という怖さがありました。

会話パート

マフティー(ややこしいけどリーダーと組織名が同じみたいです。ここでは組織の意味です)の一人一人が背景ではなく一人の人間として描かれていたところが好きでした。組織をいろんな人が仕事をしながら運用していることがさりげなく丁寧に描写されています。
メカニックの歯が抜けた人のキャラがなんか良かったです。
ハサウェイもリーダーではあるけどカリスマ的なそれではなく、どちらかというと周りに心配されたり侮られたりしながら踏ん張ってる感じがしました。

人によってマイナスになるかもしれないポイントも書いておきます。
情報量が多くて「分かってる前提」みたいなセリフが多いので正直初見で全部は把握しきれないところです。マフティーの作戦の狙いと危険性、連邦軍の動きなど?を浮かべながら聞いていました。
でもハサウェイ、ギギ、ケネスをメインにした人間関係は分かりやすく描かれているので本筋を追うのにストレスは感じませんでした。分からんから流してまた復習しようかくらいのスタンスで観ても面白かったです。頭の良い人はすっと理解できるのかも、です。

凄惨さ

作中のある拠点を巡るシーンでは凄惨な出来事が様々に描かれていました。
非常に嫌な気持ちなる一方で、軍事力という暴力を背景にした人間関係が生じればそうした問題は起きるだろう、というリアリティもありました。
ただ、これは過剰にピックアップするテーマでもないので視覚的には抑えめな表現だと感じました。描き方によってはもっと見ていられないものにもなるでしょうが、直接的なグロさは強くありません。

もう一度観たいか

観たいです。できれば劇場でもう一度観たい。
主な理由は劇場の迫力で戦闘シーンを観ること。あとは、メインで会話シーンは情報を把握しきれなかったところの復習もしたいです。
3作目が公開されたら必ず劇場でまた観たいと思います。次が楽しみです。
このクオリティを保ちつつ、なるべく早く完結を見たいです。

ネタバレありの感想

ネタバレを見る

・マフティーの船が撃沈されたところはショックでした。
クルーが生き生きと描かれていただけに…。しかも撃沈シーンは描かず、連邦に発見された描写とケネスのセリフだけで済まされていたので、「ほんとに沈んだのか?艦長とか好きだったのに死んでしまったのか??」とネットを漁ることになりました。
・遭遇戦の描き方と味方の死
夜空にビームと爆発の描写の後何かが落下して地面で火災→後から来たハサウェイが「なんで燃えてる?」→「…味方の機体燃えてる…」の流れが悲壮。
味方が撃墜されるシーンがこんな風に描写されるとは。
上二つのエピソードからマフティーが組織的に追い詰められていく閉塞感も感じさせられました。
・捕虜の反応
自分たちが拷問していた相手の仲間に引き渡されそうになったときに「それだけはやめて」と懇願するシーンも印象的でした。それだけ酷いことをした自覚があるというのはやりきれない話です。
一方でそれを受けてハサウェイは安易な報復を選ばないところも考えさせられます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました