気になったので個人的な考察を載せます。
前提
新しい制約が適用される前提として、「栞を使った場合のみ適用される」(=右手に本をもって該当ページを開いて手に持ったまま使う場合は適用されない)と仮定します。
理由は、団長が栞についての説明したセリフからです。団長は栞について、「両手を空けないと発動しない能力を盗んだことで調整を余儀なくされた」結果と説明しています。そして調整の結果、「厄介な制約が増えた」と述べていますので、調整前の元々の使い方である「ページを開いて右手に持ったままの状態」までは新しい制約の対象にならないと思われます。
ちなみに、「他の制約を軽くするために、右手に持って使用する場合にも制約を追加する」可能性もありますが、作中にそれらしい描写はありませんので、考慮しないこととします。
新しい制約の予想
作中から予想される制約・条件をリストアップします。
①相手に能力について説明する
②ダブルフェイスを実際に使用して見せる
③相手に使用する能力数とその内容を全て明かし、その上で戦うか相手に問いかけて、相手が了承する
④相手に嘘をつかない
⑤最初の能力発動から上記の条件を〇分以内に満たす
- ①相手に能力について説明する
団長はヒソカに対して使用する能力の説明を行っています。戦う相手にわざわざ能力について教えてしまうことは団長を不利にしますので、制約である可能性があります。ただ、説明をする前に能力自体は使用していますので、「説明をすれば発動できる条件」ではなく、発動後に説明しないとペナルティとなる制約だと思います。似たような制約でいうとゲンスルーのカウントダウンとクラピカのスティールチェーンの例があり、団長の場合は後者と近いのではないでしょうか。
例)
ゲンスルー→説明することが能力発動の条件の一つ
クラピカ→「能力を奪ってドルフィンにセットする」ことは軽めの条件でできる代わりに、能力の発動条件が分からない場合、ドルフィンにセットすることのリスクが非常に高い(セットした能力は一度発動するまで強制的なエンペラータイムが続き、エンペラータイム中は寿命が縮み続ける)
なお、説明が必要なのは「使用する各能力について」であり、他の能力とのコンボによる特性までは含まれません。このことは、団長がサンアンドムーンの死後の念について説明したところから明らかです。このとき団長が説明したのは「刻印が爆発するまで消えないこと」のみで、実際にはギャラリーフェイクでコピーを作り、そのコピーに刻印した場合、「爆発するまでコピーが消えなくなる」特性があります。「コンボの特性も全て説明しなければならない」のであれば条件を満たしていませんので、少なくともコンボによる特性は説明の対象外と言えます。 - ②ダブルフェイスを実際に使用して見せる
団長はヒソカに様々な能力を実演してみせています。そのため、「相手に能力を実際に見せる」ことは制約っぽく思えますが、これはダブルフェイスに限った話だと思います。
というのは、コンバートハンズについては実際に使用してみせてはいないからです。手のひらにマークが表示されることは見せていますが、他の実演したものと比べると「使用して見せる」のレベルが低く、条件を満たしたと言えるか怪しいです。
「使用する能力全てを実際に使用してみせる」が条件ではない場合は説明だけすればよく、実際に使って見せる必要はないわけですが、ここでは制約になる可能性を考えると、もっと軽い条件として「ダブルフェイスを実際に使用して見せる」を制約に組み込んでいる可能性はあると思います。
ちなみに、「各能力を実際に使用して見せる」ことが制約でないなら、「なぜ団長はわざわざ実演してみせたか」疑問が生まれます。これは、団長がヒソカの行動をコントロールしやすく誘導するためだと思われます。 - ③相手に使用する能力数とその内容を全て明かし、その上で戦うか相手に問いかけて、相手が了承する
これは、「本から引き出す能力数に制限をかけること」、と「相手が拒否すれば戦わないこと」を制約にしているというものです。
ダブルフェイスの能力は強力過ぎるので引き出す能力数が多くなればそれだけ説明も増えて使うのが難しくなるという制約を課している可能性は高いと思います。
また、状況によっては相手にとって圧倒的不利で詰みかねないため、それを理解した上で闘うかどうかの選択肢を相手に与えることが制約となっていることも考えられます。 - ④相手に嘘をつかない
能力の説明についてはもちろん、制約に関わる部分で嘘をつかないことも制約に含まれそうです。「後出しはしない」「晒したカードで闘うよ」というクロロのセリフは、制約について嘘をつかないという現れに見えます。制約でない場合ももちろんあり得ますが、その場合は単純にクロロが能力数を縛って戦っていることになり、勝てる条件を揃える周到なクロロの一面とギャップを感じます。
また、サンアンドムーンの説明について、後にヒソカは「団長は嘘はついていないが説明の流れで誤解させるような表現をしている」ことに気付く描写があります。
つまり、団長は嘘のない範囲で説明の仕方を工夫してヒソカをミスリードしていると言えます。 - ⑤最初の能力発動から上記の条件を〇分以内に満たす
ダブルフェイスの能力は能力を使用→説明という流れを辿っていますので、使うこと自体は可能だが、後に条件を満たせないとペナルティを受けるタイプの制約と考えられます。その場合、時間的な制限として〇分以内に条件を満たす、ことや、満たせない場合にその能力が今後仕様不能になるなどの厳しめの制約がありそうです。 - その他気になること
列挙した①~⑤のいずれかの組み合わせや、全てが制約の可能性があるというのが私の考察です。
最後にその他気になることとして、①の説明の対象がヒソカに限るのか、観客も含まれるのかという点がまずあります。ダブルフェイスを発動させて能力を使用する対象への説明、ということなら、攻撃対象ではないものの観客の多くはコンバートハンズやギャラリーフェイクの対象となっていますので、二人のやり取りが聞こえていたため、条件を満たしたのか、相手を害する利用をしないなら適用外になるのか、あるいは、能力の説明はヒソカへのミスリードを狙ったもので制約には入らないのか、答えが出ていません。
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